中絶手術について
当院の考え方
中絶手術には様々な意見がありますが、どうしても必要となる状況があるというのが実際であると思います。適切なタイミングであれば、次回の妊娠に影響を与えることなく※1、また体にかかる負担を少なく処置が可能となりますので、処置が必要な方にそのタイミングを逃さずに安全・安心な質の高い医療を行うことが必要であり重要であると考えています。安心して受診、また相談ができる施設でありたいと思っております。
安心・安全を保証する4つのポイント
● プライバシー
中絶の決断をすること自体に加え、その為に来院されることも患者様にとって大変なストレスと考えます。
来院されましたら、受付にてお渡ししている問診票に中絶手術をご希望のしるしをつけるところがございます。そちらを丸で囲んでいただければ、こちらからその旨を受付にて口頭で確認することもございません。診察時にもプライバシーに配慮して対応しておりますので、ご安心ください。
● 非常に少ない痛みと副作用
手術は点滴から麻酔のお薬を使用して、眠っている間に行います。当院では患者様が「寝ている間」に手術を行います。麻酔薬は副作用として主に吐き気などがありますが、当院では安全性が十分確立されている麻酔方法を複数組み合わせることで、安全かつ副作用が非常に少ない麻酔を実施しています。また、個人差はありますが比較的早く麻酔からさめるため手術後2-3時間のご休憩の後、ご帰宅頂けます。
● 経験豊富な母体保護法指定医師による手術
中絶手術は母体保護法という法律によって定められた施設で、定められた医師が行う必要があります。この法律は不妊手術や人工妊娠中絶に関する事柄を決めており、母体の生命健康を保護することを目的としています。この法律によって指定された中絶手術が可能な医師が母体保護法指定医師です。当院には経験豊富な母体保護指定医が在籍しております。中絶手術の合併症を防ぐため当院では「真空手動吸引法」という欧米で広く行われているより安全な方法で中絶手術を行っております。これにより子宮内膜へのダメージを最小限に抑えることができます。
● 手術後のアフターフォロー
中絶・流産手術を受けられる方の多くが、次の妊娠が出来るかどうかを心配されています。こちらは手術後の感染や、手術による子宮への傷がなければ特に次の妊娠への支障はありません。当院では手術後の感染を防ぐ十分な量の抗生剤をお渡ししています。また、手術前に感染症の検査を行い、必要があれば別途治療を行うことで、次回の妊娠に影響がないようにしています。
初診から手術への流れ(中絶手術の場合。12週未満まで手術可能です)
1)初診
診察を行い妊娠週数の確認と感染症の検査を行います。血液型がRhマイナスの方には術後の治療が別途必要となります。診察後、手術の説明と手術日の決定をします。
診察+術前検査費用:19,600円(税別)
※現在、当院では妊娠12週未満の中絶・流産手術を行っています。
※血液型がRH-の場合は次回妊娠の際の胎児貧血を予防する目的で抗Dグロブリンの接種をお勧めします
2)11週までの流産手術は前日の術前処置は不要です
(11週から12週未満の手術では1泊のご入院が必要となります)
3)手術当日にご来院ください
手術当日にも診察、処置の上、手術を行います。同じ日にお帰り頂けます。
手術費用:130,000円~(税別)
※手術費用のみクレジットカードでお支払いいただけます(VISA、MASTERのみ)
※患者様により必要な処置が異なるため、料金は変動致します。
※術後の抗生剤、診察代金も含まれます
4)手術後の診察
手術後14日後にご来院いただきます。
※1中絶手術における影響のことであり、個々の患者様の状況により次回の妊娠を必ず保障するものではありません
初診から内服薬による中絶処置の場合のながれ(妊娠9週未満までが対象となります)
内服薬を1日目、3日目に服用することで、自然に流産を起こして中絶する処置になります。
嘔気や腹痛、出血がありますので、痛み止めや吐き気止めを使用します。
服用後は自宅待機が可能です。
1)初診
診察を行い妊娠週数の確認と感染症の検査を行います。血液型がRhマイナスの方には術後の治療が別途必要な場合があります。診察後、手術の説明と手術日の決定をします。
しばらくのあいだ院長による診察とご説明をいたしますので、院長の診察日にご来院をお願いします。(主に木曜日を除く平日午後、土曜日ですが、休診日もありますので診療カレンダーをご参照ください)
診察+術前検査費用:19,600円(税別)
※現在、当院では妊娠12週未満の中絶・流産手術を行っています。
※血液型がRH-の場合は次回妊娠の際の胎児貧血を予防する目的で抗Dグロブリンの接種をお勧めします。
※内服薬による中絶処置は、90%は内服のみによる中絶ができますが、10%程度流産手術が必要と報告されています。その性質上、内服薬のみによって100%中絶ができることを保証するものではありません。
※当院は、メフィーゴパック処方医療機関として正規に登録された医療機関です。
2)処置日(1)に来院し、医師の前で1錠目の薬剤を服用します。吐き気止めと痛み止めを処方します
処置費用:130,000円(税別)
※処置費用のみクレジットカードでお支払いいただけます(VISA、MASTERのみ)
※内服薬で中絶処置が完了しない場合の処置費用も含みます。
※吐き気どめや痛み止め、術後の抗生剤、診察代金も含まれます。
※処置日(1)は早朝になるため、予定を立てたタイミング等事前にお支払いをお願いしております
3)処置日(1)の2日後に来院し、医師の前で2錠目の薬剤を服用します。痛み止めも処方します
多くの場合数時間で流産が起きます。内服後は条件により院内待期もしくは帰宅できます。排出後診察し中絶が完了しているか確認します。
一定時間内に排出されない場合は診察の上、流産手術を実施します
4)処置から2週間後に処置後の診察を実施します